子どもが何故しないのか
在宅ワークが増えて子供たちとの接する時間が増えている家庭が増えていると思います。
接する時間が増えるのはとてもよいですが、
残念なことに子供たちの行動も
見る必要のないところまで目についてします。
それ故に、怒られる子も増えているという状況。
今回はそんな目についてしまう子供たちの行動の中で、
子どもが○○しない。
何度言っても○○しない!というところに焦点を合わせてみます。
子供たちが○○する、例えば片付け、勉強などがあります。
これらはやって当たり前であるが、やらなかったりやったり、結局やらなかったりの繰り返し。
何故やらないんだ?
そもそも指令をされたり指示されたりする分には、
嫌になって行動する気もなくなります。
では、言わずにいるとやってくれるのか?
やりませんよね。
まずやらない。
やらないが普通。
なんて声が当たり前のようにあります。
改めて、なぜやらないのか?
子供たちに直接聞くと⁉
それなりの理由は言う。
もっともなことを言う
その理由から、やらない原因を一つ一つ拭い去り、
やれる状況だけを作った後の子供たちの行動。
結局やらない。
やる子もいますが、実際はうちの子はやらない!との声が多い。
これらは何故なのか!?とシツコク投げかけていますが、
それは子供たちのやることに注目する必要があります。
やることの大小関係なしに子供たちが行うことは課題になってきます。
この課題になっているやることに
目を向けなければいけません。
課題とは
未就学児であれば、跳び箱だったり、雑巾縫いだったり、
小学校になれば宿題だったり掃除当番だったり様々です。
実際に課題に対しての難しさを、大人が解決し、その課題をクリアしたとしても違う課題になると応用できず、壁にぶつかることが度々。
教えたやり方を応用できないのか⁉
伝え方を変えても結局は違う課題で再び躓く
課題のたびに壁を感じるのは当然ですが、
取り組もうとする姿勢ができなかったり、
課題に向き合えないというのは・・・
やり方とか仕組みとは別の話。
課題に対する向き合い方になります。
これは一つとして課題に向き合うことができないということがあります。
課題自体の大きさや難しさなどは別として、
子供自身が課題として受け止めることが難しい状態です。
課題に向き合うには⁉課題を受け止めるには⁉
これには子供自身が自分なりに乗り越えることができると思える事が大事。
つまり、この自分には出来ると思える自信を感じさせる必要が第一前提としてあります。
この自信をつけることが重要ですが、自信は○○ができた!だったり、達成感、到達感などから生まれたりしてきます。
達成、出来る!到達感などは自信がないからできないのでは??
こんな疑問が出てきます。
達成や到達した!出来る!という思いは、やりきることで生まれてきます。
やりきった!到達した!こういった感覚はちょっとした場所にあり、この場所は座っていても感覚がやって来ることはありません。
だから、自分から行かなければ到達できないところにあります。
この自分には出来る!って思える場所に到達するために、
そこまで進みつづけなければいけないのです。
そうなんです。
進まなければいけない。
進み続けることが大事なんです。
話の本題を引っ張りすぎましたが、
このやり切る力を付けさせることが
最大の優先事項になってきます。
小樽の張碓にある保育園ではこの子ども自身が自らやり切る力を
「意欲」と呼んでいます。
この意欲とはまさしくやり切る力であり、車で言うとガソリンになり、重いものを持ち上げる筋肉であり、坂を上り切るためのスタミナだったり、挑戦する意味でチャレンジ精神であったり
例えは様々で言い方も色々あると思いますが、
この意欲があって初めて課題に向かっていきます。
この時大事なのが、
意欲があるから課題をクリアするのではなく、
意欲があるから課題に向き合い、
自分の問題として受け止めることができるという点。
意欲はスタミナだったり持ち上げる筋肉だったり、進むためのガソリンだったりします。
意欲があって初めて自分で進み、
課題をクリアするまで進み続けることができます。
達成するまで進み続けることが出来るからこそ、
達成することができて、
なおかつできた時の達成感を実感することができるのです。
達成するまで進み続け、達成(自分には出来ると思える場所)に到達し自信が生まれる。
逆に言うならば、意欲が低い状態で、様々な課題を提供しても向き合えず
受け止めれずに終わります。
気づかないと
自分の子は○○が好きじゃないから、
○○が難しいから
そんな感じで受け止めてしまいますが、
本当の意味は意欲の低下であることを親として認識しなければいけません。
この事実を親が受け止めた後の行動として、
親は課題を変えることでもなく、課題を無視することでもありません。
意欲の低下であると認識し、
意欲を湧き立たせるように、
意欲を注ぎ込めるように子供たちに接していくことが第一なのです
子どもが○○しないの解決策
意欲を付けさせることが第一。
意欲を付けることが前提になるため、子供が○○しない行動を見て、アレコレと指示したり怒って行動させようとしても焼け石に水
子供が○○しない結果を見せた以上は、
起きた結果はそのまま受け止め、
次回からの行動に向けて
意欲的になるようにしていく必要があります。
この意欲を持たせることがもっとも重要なことになるわけです。
子供の意欲について考える。アドラー心理学の勇気づけとの共通点
子供が言われてもやらない、叱ってもやらない、怒っても時間がたてばまたやらない。
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