感性を育てる④

育児について
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佐々木正美先生の感性を育てるから

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創造性を育てる

創造は模倣から始まる。
創造性の背景には模写や模倣がある

どちらが原画か分からないというほど見事に模写することをテーマにした課題があるんだそうです。そういうことができなければ、オリジナリティーのあるものなど自在に描いたり造ったりできることはできないんだと思うのです

自閉症の基本的な障害の一つに、模倣ができないということがあります。

その模倣ができないということは、実は、創造性がないということです。模倣から始まるということはとても大事なことです



創造性は、そのようにその先人の業績を受け継ぐことです。それから自主性のある新しい創造となっていくわけです

創造性(模倣など)→自主性(オリジナリティ)

依存するから自立する。依存は模倣である

前の人のことを受け継ぐという場合に、前の人を尊敬するということ

優越感、劣等感の感情の中ではできないものです。ですから、一連の人間の非常に重要な感情、感性という、ひと続きのものがあって、その中で育てられた子どもは、尊敬と感謝の感性があるから、まねようとし、模倣しようとする。

模倣が十分できて、初めて創造性が出る

依存するから自立。その依存は、言ってみれば模倣で、依存から自立へという子どもの発達の過程。

依存→模倣

創造性をもって生きるというのは、共感、尊重、尊敬あるいは感謝というような人間として大切な感情や感性と関連している、という意味で大事なことだと思います。

相手を信じるから模倣できることにもなるわけです。相手を信じるというのは、そういう意味では、十分な依存体験をしておかなければならない。

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まねた上に自主性・主体性をもつから創造性をつくれる

自主性や主体性を損なわないという前提がなければ、実は創造性は出てこないんです

自主性のない人には模倣性もでてこない

自主性は、自分に自信があってこそ育つ

その自信はどうして育つかといいますと、自分の欲求が、自立する前の幼い時、あるいは精神機能が未分化の時に、どれだけ周囲の人によって満たされるかで、大きく左右されるのです。

子どもは十分な依存体験により、自信をもち、自分の存在に誇りを抱き、仲間や、すぐれた人に対して、共感や、感謝の感情を感じやすくなり、安心して人を尊敬できます。

尊敬することができ、まねることができる。まねることができた上に、自主性や主体性をもっているから、創造性を培っていくことができるのです

尊敬→模倣→自主性・主体性→創造性

子どもが育つというその基盤は、あくまでその子どもの中に、人を信じる力を育てること

そのことが創造性につながっていく

自主性のない人に豊かな感性はあり得ない。人からものを学べない人、まねることができない人に、創造性はあり得ない。

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