少年野球をドラッカーのマネジメントで考える 非営利組織のマネジメント

少年野球をドラッカーのマネジメントで考える 非営利組織のマネジメント lifehack

少年野球をドラッカーのマネジメントで考える 非営利組織のマネジメント

もし高校野球のマネージャーがドラッカーのマネジメントを読んだら
この小説からドラッカーのマネジメントに興味を持ちました。
するとドラッカーのマネジメントには非営利組織のマネジメントというのがあり、これを読んでみるとこれまた面白い内容でした。


まず基本となるドラッカーの5つの質問があります
1.我々のミッションとは何か
まず非営利組織の存在理由というところから見てみると
何のために存在しているのか
根源的な問いでした。


この根源的な問いを考えるに当たり、すっきりわかりやすいものが良いとか明日への一歩ではなく、今日何をするかに係るものということで考えるもののようです。
言葉の美しさに拘ってしまいそうですが、成果に係る行動を促すことが存在意義、すなわちミッションの意味になるようです。


組織がそもそも社会的な目的をもつ社会的な機関であるという命題から考えるようです。
少年野球が存在する理由。


例をあげます。
救急治療室のミッション
「われわれのミッションは患者を安心させることである」
そこで働く者はそのミッションに貢献するために自らの仕事の目標を設定し行うことができるようになります。

ガールスカウトのミッション
「われわれのミッションは誇りと自信に満ちた女性を育て上げることである」

ある教会のミッション
「われわれのミッションはキリストをCEOとすることである」

救世軍のミッション
「われわれのミッションは落伍者を市民に変えることである」

亀戸浅間野球部
「少年野球を通じて、子供たちの豊かな心と高い倫理観の育成を目指します。」

語り塾塾長ターキー
「試合に負けても、人生で負けない人間を育てる」

阪神タイガース
「プロ野球を通じて、お客様に感動と喜びを与える、健全で優れたエンタテイメントを提供すること。」

日本少年野球連盟(愛称:ボーイズリーグ)
「野球を愛好する少年たちに正しい野球のあり方を指導し、野球を通じて次代を担う少年の
健全育成を図る」

ラグビー校のアーノルド校のミッション
「パブリックスクールのミッションは紳士をつくることである」

柏ビクトリー
1.軟式野球を通じて、心身ともに健全な少年、少女を育成することを原則とする。
2.団員・会員は、全員ボランティア精神にのっとり協力・協調し合う。
3.開放的な雰囲気と、コミュニケーションを尊重し、明るく活気あるチームづくりを実現する。


・自分たちの少年野球団のミッションは何かを考える








2.顧客とはだれか
非営利組織では経済的な概念ではなく、社会的な概念で考える必要があります。
『組織が成果を上げるには誰を満足させなければいけないか


この誰をが大事であり、非営利組織では二つの顧客が存在することになります。


・活動対象としての顧客
外部の世界にいて組織の活動によって生活と人生を変えられた人たちである
ミッションを行動に転換し具体的な成果につなげるためには外部の世界への大胆な架け橋が必要となる。それを可能にするのが外部の顧客であり活動対象としての顧客となる。


この活動対象としての顧客は野球団員と思う。
この団員たちが野球を通して生活と人生を変えられる対象になり、家に帰ったり学校生活による外部世界への架け橋となる存在と感じる


パートナーとしての顧客
従業員、ボランティア、寄付者など組織の活動によって満足を得る人々
パートナーとは組織が提供する者にノーと言える人たちである。
気に入らなければ辞めることができる




非営利組織は自発性を基礎としている
ちょっとした諍い(イサカイ)は頻発する。しかしパートナーとしての顧客が満足しなければ成果を上げることができない。


このパートナーとしての顧客が少年野球でいるところの父母たちになる
もちろん父母だけではなくOBなども入るのだろう。この父母たちの満足度も無視できないと思う。




ただしここで重要なところがある
非営利組織のマネジメントは内部組織の論理を優先したくなるが、パートナーとしての顧客を活動対象としての顧客と同一してはダメ。
焦点はあくまでも活動対象としての顧客に絞らなければいけない






3.顧客にとっての価値は何か
これは顧客本人しかわからない
前提として顧客は皆合理的。これは内部的世界において辻褄が合っているという意味、どのように不合理に見える顧客の行動も首尾一貫した内的合理性を持つと言える。




決して自分は顧客を知っていると勝手な自惚れはしてはいけない。顧客を知らないからスタートし直接顧客から聞かなければいけない






顧客はそれぞれ異なる目線で組織を見ている。学校であれば父母、OB、教育委員会、市民などパートナーとしての顧客はそれぞれが見たいように学校をみている。価値観もバラバラ。
完全に全員を満足させるのは不可能にしても外部の顧客に焦点を合わせて満足度を維持する必要がある。


子供たちは何故野球を選び、野球に何を求めているのか、野球に何を感じたいのか
親たちはなぜこの少年団を選び、少年団に何を求めているのか、少年団を通して何を感じたいのか
これもの凄く重要とのことです





4.我々の成果とは何か
成果の定義は重要
活動の結果、外の世界で何が変わったかに係るもの、成果は単一ではない




定性的な成果
質的なもの。活動が世の中に与えた変化を物語としてもつこと。
そのためには活動を詳細に観察しパターンを認識する必要がある。数値として換算不能な物語がある。どのような志でスタートしたか、立ち上げ時の難局をどう乗り切ったか、こういった物語がミッションを強め顧客へのフィードバックを強めていく


少年団の設立当初の話、様々な過去の話が重要性を持つようだ


定量的な成果
測定可能なデータとして提供する必要がある。
例、美術授業時間数と非行の減少の関係、生活保護過程における義務教育修了書の就業率、二十四時間電話受付による児童虐待事案数の減少など
進歩は見られたか、生活とコミュニティは改善したかを具体的にフィードバックするうえで意味を持つ。


子供たちの身体能力のデータや学校欠席日数、食事量などデータにできるところは様々だ。


5.我々の計画は何か
計画とは明日への指針であり活用すべき手段である
変更することは問題なく、現実に合わせて柔軟に対応することが求められる。過去も現在も未来も縛られないものにしなければならない。









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