子供の『遊びきる』を考える。無理やり遊ばせるとは違う

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遊び

保育園などで懇談をするときに
よく出てくる単語がある

『遊びきれてない』

どんな時に出てくるかというと、
ソリで遊んでいても楽しそうでないとか、
違うところへ意識が向いて
ソリや水遊びなどをしないなどなど。

 

遊びたいことで遊ぶのだから、
遊びたくないことで遊ばないとダメという方が問題なのでは⁉
とかそういったことを常々考えたり自問自答したりと随分と悩んだ。

遊ばせる?
コントロールする?
遊ばないといけない???

 

例えば

鬼ごっこをしても足が遅く
すぐに鬼になり鬼ばっかりやっている子は、
とてもつまらないということになるだろう。

だから隠れんぼをやりたくなるのは当然と思う。

何が問題?

なぜ遊び切れてないが問題視されているのか!?

遊び切れてないというキーワードで考えると行き詰まる。

遊びというのは範囲が広いし、
遊びと認識しているものが人と人では違うのかもしれない。

そこで遊び切れてないを変換する必要がある。

遊び切れてない→楽しさを見つけれてない。

こう考えると、少し見えてくるものがある。

鬼ごっこに楽しさをみつけることができない。
ソリ遊びに楽しさを見つけることが出来ない。
水遊びに楽しさを見つけることが出来ない。

 

これらを子供の好きなこと楽しくないことなのだから、
仕方がないと片づける前に
注目しないといけないことがある。

『楽しさ』

なぜ楽しさが大事なのか。
この楽しさはそのままの意味だが、
楽しさがあるからこそ取り組むことができたり、
継続したりすることが出来る。

取り込んだり継続していくことで理解力があがり、
新しい発見や気づきを見つけることで
さらなる意欲が湧いてくる。

こういった観点から楽しさは大事だ。

次は『見つけること』

見つけることとは自分なりに見つけるということなので、この見つけるものは人それぞれ違う。

A君がみつけたこと、Bちゃんが見つけたことは違う。

何が重要なのかと言えば見つけることが出来る、
自分なりの答えを導くことできる事が重要なのだ。

この二つを合わせて考えると『楽しさを見つける』になるのだが、楽しさを見つける大事さは、これから長い人生の中で多々出てくる。

それは様々な課題との対応。

目の前に現れる課題の度に楽しくないと背を向けていては・・・

前進できないのだ。

課題には難しいことや勇気のいること、根気が必要なことなど大変なことばかりだ。

でもこれらを乗り越えるために、どんな課題でも自分なりの楽しさを見つけて取り組んでほしいと僕は考える。

『楽しさを見つけることが出来ない』=『遊び切れてない』

そもそも遊びというが、遊びという言葉だけでは少し意味が足りない気がする。

これは後々『課題』という意味合いが裏に存在してくると考えている。

遊びを通して社会性や心身を発達させる意味があるから、
遊びであるがそこには社会性が存在している。

 

社会性と聞くと固いイメージだが、共有感覚という形でとらえたい。
泣き笑い怒り喜び、
こういった五感に訴えるものを集団という社会の中で
共有していくことで仲間を意識し、
自分の存在価値であり存在する場所を実感してもらうことが大前提なのだ。

 

この共有感覚を持つことを課題として、表面には課題に向かうことではなく、
遊びというカバーを被せることで最初に楽しむことを入り口とする。

この楽しむことを通して課題をやりきる。

そして年長になった時に『遊び』というカバーが外され、課題が全面的に前に出て取り組むことになる。

これが年長課題『雑巾縫い』などにあたる。

つまりこの『楽しさ』を見つけれないから、やりたくないという気持ちを維持していくと、いざ課題に向き合ったときに『楽しくない』から向き合わないという気持ちになり課題には見向きしなくなってしまう。

これは課題を避けてしまうことになるのだ。

親としてはこういった状況をできるだけ避けたい。

 

楽しくないから学校に行かない、楽しくないから働かない。楽しくないから片付けない。楽しくないから誰とも遊ばない。

本当に楽しくないこともあるだろう。

無理に行く必要もなく、やる必要もないことも多々ある。

だけど、それらはやることをやった上で判断することであり、楽しさを見つける努力なしに判断することではない。

さらに楽しさは与えられるものではなく、見つけるものだと感じてほしいと願う中年オヤジです。

 

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