躾にビンタやゲンコツは大間違い。目に見えない脳に与える損傷

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ケーキの切れない非行少年たち


この本めちゃめちゃ良い。

今回はこの本から学んだことを共有していきます。

ゲンコツは効果的か⁉

躾と言われるゲンコツや時には叩いてしまう行動がありますが、これに効果はあるのかないのか⁉
そんなことが言われたりもします、しかし効果とは別な観点で見たときに脳に損傷があるかないかでみたら、はっきりと脳な損傷と言える障害が出てきます。

しかも、その損傷は脳!
さらに障害という位置づけができない障害なんです。

これは何かと言いますと、現在の障害の認定基準には一定のラインがあります。

このラインという基準に達していないと障害と認定されないのですが、実はそこに達していないだけで日常生活の目に見えない部分にたくさんの苦難を抱えていることがわかっています。

身体的に不自由であれば一目瞭然かもしれませんが、脳の部分になるとコミュニケーションが苦手であったり、話を理解するのが苦手であったり感情のコントロールが難しかったり数字の理解が難しかったり、共感の部分に抵抗があったり様々です。
一見、ゲンコツやビンタなどの身体への躾と言われる暴力とは関係のないことに感じますが、実はこの本の内容からケーキを分割できない非行少年たちの多くに見られた共通点の一つに身体的な虐待を受けていたことなんです。

 

まずこの本の内容を簡単に説明します。
児童精神科医である著者は、多くの非行少年たちと出会う中で、「反省以前の子ども」が沢山いるという事実に気づく。少年院には、認知力が弱く、「ケーキを等分に切る」ことすら出来ない非行少年が大勢いたが、問題の根深さは普通の学校でも同じなのだ。人口の十数%いるとされる「境界知能」の人々に焦点を当て、困っている彼らを学校・社会生活で困らないように導く超実践的なメソッドを公開する

ここから本の内容に対する僕の見解も混ぜていきます

ゲンコツはしないほうがいい

軽くたたいたり、ゲンコツしたり時にはビンタなどの体罰が昔はあったようです。最近ではこういった行為は反対されていますが、それでも0にはなっていない。

幼少期から体罰を与えられている子や虐待を受けている子は、何かしらの障害を抱えることになっています。ただその障害が認定の基準に達していなければ障害として扱われないだけ。認定されていないが日常の生活に何かしらの支障を与えているのは確かなことです。

この障害という形で社会生活に何かしらの影響を与えている苦手行為は、時間はかかるところもありますが、実は克服することが出来ます。

出来ない人ではなく、サインとして受け止める

三等分すら難しく、何をどう切っていいかわからない。

どう分けたら等分なのかわからない。

我々は障害というものの線引きを社会が決めた一定のラインにのっとって判断していますが、実は障害というのは日常的にもっと身近であり、ごく当たり前のことなんです。

この障害であるが現状の認定基準に達していない場合に、これを抱えた子供たちは非常に生きにくい社会を暮らしていることになります。
それは周りから苦手な分野、できないことなどを人格と一緒にされてしまい社会で孤独を感じるよういなるからです。

 

ケーキを5等分や3等分にするやり方は誰でもとか誰にでもと思うのですが、実はこれはとても大事なサインの一つになっているんです。このサインだけの判断ではなく日常には苦手なことが多々ある子どもや大人もたくさんいます。
そういったことを目にしたときに不器用な人だとか、仕事ができない人だとか空気の読めない人などは周りの人よりも本人たちが一番苦しんでいるということを理解しすることが大事であり、こういったことは時間をかけて克服することが可能であることをこの本から知りました。

社会からはじき出される

生きづらい社会の中で抱えるストレスや理解されない状況から孤独を生み出し、社会からはじき出されてしまうのです。

この障害と思えないが実は障害である部分が非常に大事なところであり、社会的な生活や会話は行えるが、ある分野が非常に困難であったり認識の部分に偏りが目立ってきます。

偏った考えが他人の考えを理解できなかったり、一方的な思い込みへとつながりそれが犯罪につながります。

こういった一方的な思い込みなどには違った考えを知ってもらうことで適切な行為、思考、感情につながることを認識してもらうことが大事。

かまってちゃんと言われる人など他人が嫌がっていてもその嫌がりを共感できず、一方的な行動により自分の感情のみを優先させてしまいますが、拒絶的な反応のみではなく他人の考えを伝え気持ちを伝えていくことが大事になりそうです。

こういった子たちは見る力、聞く力、見えないものを想像する力がとても弱く、そのせいから勉強が苦手であったり、話を聞き間違えたり周りの状況を読めなくて対人関係で失敗やイジメにあいます。

言葉で理解させようとしても、そもそもが聞く力など勉強が苦手なところがあるため、理解させることが難しいです、それであればまずはその子に共感し共感を感じさせ、自分の気持ちが相手にも伝わっていることで相手の気持ちなどを感じ取る体験を重ねていくことが重要な作業と感じます。

社会的に障害と認定されるわけでもなく、勉強が苦手であったり対人関係が苦手で克服することもなく社会に出てしまいます。

そして社会では要求度の高い仕事が与えらえることで失敗し、仕事や対人関係で社会から孤立することが増えてくるのです。

・幼い時から失敗を責められ自己肯定感の低さから自己嫌悪に陥りやすくなっているようです。

こういったことには自己肯定感を高めていく接し方や、小さな自信を日常的に形成することが大事になってきます。

そしてこれらのサインは小学生から確認できるようです

数字として人生の評価が始まるのが小学生であり、それにより他人との差を数字によって差別化されてきます。これは周りの環境も自分でも自分の位置を感じ取ることになります。つまりこの段階から自己肯定感を常に意識して接してくことが絶対的に大事になるわけです。

 

褒めても問題は解決しない

・週一回の忘れ物をする子に週4回忘れ物をしないことを褒めても、忘れ物を改善してない場合はこういった褒め方は問題の先送りになってしまっていることになります。

褒めることがだめではなく、褒めれば良いという一方的な見方を取り除き、失敗していることを大人も子供も事実と受け止め、そのうえで課題に向き合い解決することが大事になります。

その際は子供だけに自分で解決しなさいではなく、一緒に向き合っていくことが大事になります。

人は変われる!

うれしいことにこの本からは子供は一日5分のトレーニングで子供は変わると書かれています。

小さな小さな習慣から人は変わることが可能であり、それは認定されない障害であっても訓練で乗り越えることができる可能性を子供たちに感じ取ることができます。

小さな習慣であっても楽しめるように取り組む努力は大人として忘れてはいけないところですね

この本にはまだまだ細かない分析や傾向が掲載されています。ここには一部の掲載なのでもっと詳しく知りたい方は本を読まれることをお勧めします

 

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