自己主張が激しい乱暴な子。親たちはどう対応するべきか

育児について
この記事は約5分で読めます。

お友達との関わり

子供同士の関わりはまだまだ気発達なところが多く、衝突などを繰り返すことがよくあります。

 

この衝突は決して悪いことばかりではなく、
自分の主張と相手の主張がぶつかり合うからこその衝突。

 

その衝突はお互い嫌だ!嫌だ!と連呼したり

物を取ったり、

叩いたり、

泣いたり。

これら全てを良いと悪い、〇か×で分けることはできません。

 

 

なぜなら

先ほどにも述べたようにこれらの行動は
子供たちの自己の主張の一つの手段だからです。

 

 

自分を表現していることが否定されるほど悲しいものは無く、
表現を否定されると表現しなくなります。

 

つまり、自分の気持ちを押し込めるようになる。
これだけは避けたいですね。

どう対応するのか

では、物を取ったり

叩いたり

泣いたり

これらにどう対応するのか!?
ここが最大の焦点になってきます。

 

これらの動作を推奨することもなく、
当然、叩いたから我が家の子は自己主張がよくできる!とか
物を取り自己主張が強くていいね!なんてことを推薦してはいません。

 

泣くことでみんなによく伝わるね。なんてことも言いません。

どうする??

これらはコミュニケーションとしての自己主張の方法

自己主張の方法の一つとして子供たちが意識せずに利用していることになります。
つまり、自己主張の方法の一つであると思っているから、その方法を使うわけです。

 

その自己主張の方法以外にも主張するやり方がわかれば、
当然、子供たちは自分の知りえる主張方法で主張します。

 

物をとっても、叩いても、
泣く以外の方法を肌で感じた時に子供たちはその方法を利用します。

 

この肌で感じた時、
実感した時
が非常に重要なポイントになります。

言葉で伝え理解させて行動するのであれば、
現在どんな子供であっても
親のコントロールの支配下に置くことが可能になりますが、
実際そんなことはできません。

 

子供たちは言われても素直に聞かなかったり忘れたり様々です。
そんな子供たちが教えられた方法を自分の能力とするときがあります。
吸収して自分でその方法を表現する場合です。

Advertisements

体感

それは自分たちが本当に実感した時(体感)。

体感したものは体の内側にしっかりと染み込み、自分たちの血や肉や骨に変えていきます。

それ故にその能力を自分のものにしていくのです。

 

当然、言葉で伝えていきますが、効果に即効性を期待することはできません。

大事なのは体感してくれること。

 

どこで体験するのか、どういった場所があるのか、だれと体感するのか

それは

遊び

遊んでいると子供同士が主張し合ったり、
集団の中で自己主張の強い子がその場を牛耳るようなことがあったりします。

 

その時に我々大人が介入し、
子供たちの仲介や主張できていない子供を安全な場所へと隔離したりすると、
子供たちは自分たちが経験として得る場面を逃してしまうことになるんです。

これが非常にもったいない。

 

 

よく話題として身体的に力の差があり、いつも理不尽に泣かされる。
子供のストレスになっている。と聞くことがあります。
このストレスを与えないために
子供たちの環境を作ってあげるということも聞きます。

 

このストレスが悪いイメージを持っていますが、
実は全くの逆で、このストレスがすごく大事。

このストレスは不満から発生したものですが、この不満をため込むことは問題ではないのです。

大事なのは、

この不満を爆発させること。

不満は封じ込めたりごまかしたりせず、ため込んだ不満は爆発させなければいけません。

その爆発する矛先は不満を感じさせた相手でなければいけないのです。

不満の爆発

いつも泣かされていた子が不満が爆発したとき。

乱暴などしていた子供は不満の爆発をぶつけられ、
相手の気持ちや怒りを肌で感じることになります。

 

つまり、自分の主張方法の間違いを徐々に気づくのです。

そして、不満を爆発させた子は自分の気持ちをぶつけても良いことを理解します。
つまり必要のない我慢はする必要がないと気が付きます。

 

こうしてお互いの人間的な距離感を肌で感じていきます。
この自己の主張のぶつかりは、
非常に大事な部分になり今後の成長の中で子供たちが
友達とのコミュニケーションとして活用されてきます。

 

この時期形成されたもがの一生涯変わることがない
不滅のものなんてことはないのですが、
これからも成長過程の中で何度も様々な課題にぶつかり
試行錯誤を繰り返すことになります。

親・大人としての対応

乱暴をしてしまう子供に対しては、
言葉でのコミュニケーションが可能なことを
実感してもらうことも重要に感じます。

 

もしかしたら、
子供が日常的な生活の中で自分の主張は強引にやらないと、自分の意見は通らないと感じていたり、言葉による伝達手段を感じていない場合もあるからです。

 

一朝一夕の方法はありませんが、
我々大人たちが意識を向け進むことで、
子供たちもそれについてくるように感じます。

 

だからこそ、
親が変わると子が変わると言われるかもしれませんね。

自然の中で走り回れるような児童会館が作れたらいいなと感じる今日この頃です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました