子供の性格と思う前に
・子供が海では寒がって遊ばない・・・
・子供が海では怖がってる・・・
・子供が海ではつまらなさそう・・・
家の中のほうがおもちゃがあったり温かかったり、飲み物もの揃ってたり疲れない。など
海や外での遊び嫌いの原因は考えればあるのですが・・・
何が原因なのか?寒いから?疲れるから?おもちゃがないから?
こういった原因を考えて見つかっても、その時は解決したように思えますが、実際は他の場面で応用が効かなく、その都度何が原因なのかと考えてしまうことが多々あります。
大人でも子供で精神的な不安定だったりテンションの低いときはで対応も変わってくるのですが、ただ単に性格だからと片付ける前に、子供たちの原因を探るよりも、もっと優先したいことがあります。
認知の仕方を考える
子供たちが事実に対して行動をする際に、自分たちの考えに則って行動します。
それは性格と言われるところですが、この性格とは持って生まれたものではなく
日常の生活から生み出された価値観であることが大きいです。
だから、人の性格は変わることもあり(人前で話せないなど)、
生まれながらに勝ち組の性格や負け組の性格などは存在しません。
誰にでも可能性があり、
その可能性を最も秘めているのが子供達になるのです。
遊びきれていないとは
〇〇の遊びの楽しみにまだ気づいていないってことになりそうです。
夏になれば海シーズンである。
海、プールなど絶好の季節になるが海で楽しめない子もたくさんいます。
それを海が嫌いな性格とか海が怖いからなどの理由だけで片付けていては非常にもったいない。
海の楽しさにまだ気づいていないだけだから。
海嫌いを認知の仕方で考える
例えば海で遊ぶのではなく、砂遊びを選ぶ場合
砂で遊ぶ目的は何か?
その目的を変えるには?
水が顔にかかるのが嫌、水の中が怖い、濡れたくない、砂の方が楽しい。
どれもこれも個性として片づけられるが、よく観察してほしい。
楽しいところに行くだけなのだ。
だから楽しいことがわかれば、海も楽しくなる。
この楽しませ方が一番重要な大人の役目としておきたいです。
海嫌いの子がいました。
寒くてすぐ海から出て砂遊び、
親たちは子供の性格だからと片付けていたが、
ある時その子の父親は、子供をお風呂屋さんに連れて行きました。
そこでバッタリと知り合いの親子に遭遇。
その知り合いの親子の父親は
子供を好きなように風呂で遊ばせていた。
風呂で泳いだり潜ったり・・・
そこから海嫌いの子の父親は、折角風呂に来ているときくらい好きにさせてあげようと、風呂では好きなようにさせてあげた。
その子は風呂で泳いだり潜ったり、
とても楽しくしたようだ。
それが何度が続いた後。
海嫌いだったその子は海で遊ぶようになり、海が好きになった。
海っ子になったのだ。
これこそ海に対する、水に対するその子の認知の仕方が変わったということだ。
なぜ認知の仕方に注目が必要なのか?
疑問を感じる方も多いだろう。
子供たちはこれから社会に出ていくが、
社会は決して自分個人のための環境が用意されているわけではない。
そして、自分たちが大好きなものや成りたい職業に成る為に、
やりたいことだけやれば、なれるわけでもない。
だからといって諦めてほしくない。
そういった様々な環境の中から自分たちが楽しめることを見つけてほしい。
その為、
子供たちがこれから学校や社会に出ていく一つの準備として、
親である我々がこういった認知の仕方、
楽しみを見つけれるように導きたい。
これは与えられた環境の中に面白さを見つけれるようになるための準備のようなものである。
遊びきれていないとは、
決して子供が悪い訳でもなく、
親が悪い訳でもない。
言い換えるなら、
まだ楽しさが伝わっていないってことだ。
その子に楽しさが伝わることで今よりもっと楽しくなるってことになる。
つまり、まだまだその子には楽しい世界が待っているってことだ。
コメント